現代の造形-Life&Art-「ふれる器 -Feel Ceramics-


 東広島市立美術館では、私たちの身近なところで展開している同時代的な美術動向を紹介することを主眼に、「現代の造形-Life &Art-」をテーマにして、人や生活と美術とのかかわりを造形の視点から幅広く捉えなおすことを目指して特別展を開催しております。

 今回は「ふれる器 Feel Ceramics」というテーマで実施します。本来は実用品であった陶磁器が鑑賞対象となっていくなかで、やきものは使うこともできるが使わないもの、あるいはガラスケースの外側から眺める存在となっていきました。そこには、使うために必要な形のほかに、使う際には必要としない美しい形があります。その美しい形は、陶芸作家のもつ技から生み出されていきます。かつて工房で働く職人であった陶工が陶芸作家となっていく過程のなかで、作家独自の世界を表現する技が必須となっていきます。その作家が持つ独自性によった技が生み出す形は、器としての存在を主張しています。

 この展覧会は、器としての陶芸作品に、「ふれる」ことができる展示を目指しました。「ふれる」というと、手で触るということを連想されるかもしれませんが、ここで言う「ふれる」は直接手で触ることではなく、作品が持っている「気」に触れるという意味です。「気」とは作品に宿っている作家の「気配」「気合」と考えます。多くの来場者の方に、作品を通して心の中で、その「気」にふれていただきたいと思います。

 

青木 良太 / AOKI Ryota

石山 哲也 / ISHIYAMA Tetsuya

市野 雅彦 / ICHINO Masahiko

井戸川 豊 / IDOGAWA Yutaka

今田 拓志 / IMADA Takushi

岡田 裕 / OKADA Yu

木村 芳郎 / KIMURA Yoshiro

久保田 厚子 / KUBOTA Atsuko

五味 謙二 / GOMI Kenji


→作家紹介・展示作品はこちら

会   期= 2012年2月4日|土|→ 3月18日|日|

開 館 時 間= 10:00-17:00(入館は16:30まで)

休 館 日= 月曜日

入 館 料= 一般:600(500)円、大学生:400(300)円  ※( )内は20人以上の団体料金


主   催= 東広島市立美術館

後   援= 中国新聞社、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島

                     広島エフエム放送、プレスネット、KAMONケーブルテレビ、FM東広島


企   画= 東広島市立美術館特別企画展実行委員会

コーディネーター= 井戸川 豊(出品作家/広島大学大学院教育学研究科准教授)

          今井 みはる(アート・コーディネーター/広島市立大学芸術学部現代表現領域非常勤助教)

          www.imaimiharu.com

崎山 隆之 / SAKIYAMA Takayuki

髙間 智子 / TAKAMA Tomoko

西本 直文 / NISHIMOTO Naofumi

福本 双紅 / FUKUMOTO Fuku

藤井 隆之 / FUJII Takayuki

前田 昭博 / MAETA Akihiro

三原 研 / MIHARA Ken

八木 明 / YAGI Akira

和田 的 / WADA Akira

現代の造形-Life&Art-とは

東広島市立美術館では、私たちの身近なところで現在展開している、いわば同時代的な美術動向を紹介し、地域毎の芸術文化の発展に資することを目的に、「山陽・山陰路の現代陶芸展」(1986年開催)、「現代の美術・今日の状況展-この地方で、いま・・・-」(1987年開催)、「現代の版画・新時代の展望展」(1993年開催)などの展覧会をシリーズとして、ほぼ4年サイクルで開催し、時代の潮流の中で着実な制作活動の歩みを見せる作家が、今現在どのような美術情況を展開しているのか、20年近くにわたり紹介してまいりました。

しかしその間、美術を取り巻く今日の状況はますます多様化するとともに、美術の位置づけ自体も崇高なものから身近なものへと大きく変化を遂げつつあります。

そのようななか、当館におきましても、平成17年度以降の10年間を東広島市立美術館の目指すべき道を模索する実験的な期間と考えることといたしました。そのために、従来の企画展に一度区切りを付け、「現代の造形-Life&Art-」を統一テーマとし、美術と生活・産業の接点において、人や生活と美術とのかかわりを造形の視点から幅広く捉えなおすことを目指しています。

2008年

2009年

2006年

2011年

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和田 的 / WADA Akira《白器「表裏」》2011